健康の公平性を目指して

情報は健康の決定要因に含まれ、情報のギャップを埋めることが、公平な医療提供につながります。現在、米国に暮らすユーザーには Google 検索で Medicaid と Medicare についての受給資格要件と登録プロセスなどの情報が簡単に見つけられるようになっています。

信頼できる保健関連情報と健康に関するコンテンツ クリエイターへのアクセスを拡大し、専門家やそのコミュニティとつながることができるようにしています。Google は KFF（Kaiser Family Foundation）とのパートナーシップのもと、新しいプログラム THE-IQ を立ち上げました。このプログラムでは、十分な配慮を受けられておらずリソース不足のコミュニティを支援する 3 つの組織の取り組みを統合し、メンタルヘルス、妊産婦ケア、医療へのアクセスなどの重要なトピックについて、そのようなコミュニティの声と視点を YouTube の視聴者に届けています。

パートナーと連携し、医療、ヘルスケア、研究における人工知能（AI）モデルの活用拡大に取り組んでいます。Northwestern Medicine と協力し、オープン アクセスの基礎研究に取り組んでいます。この研究では、医療従事者による超音波検査の実施と評価をサポートする AI の利用を検証し、この観点でのよりアクセスしやすい医療の実現を目指しています。

画像データをよりアクセスしやすく、相互に利用可能で、役に立つものにすることによって、組織が医用画像における AI の開発を加速できるようサポートしています。重要なケースを優先し、治療判断を補完して、研究と理解が十分とは言えない部分のスクリーニングを強化することによって、組織が疾患の発見と診断を変革できるようサポートしています。

ウェアラブル テクノロジーを医療格差の研究に役立てています。小児科医であり緩和ケア医である Scripps Research の Toluwalase Ajayi 医学博士らとパートナーを組んで取り組んでいます。Ajayi 博士による PowerMom FIRST モバイル研究プラットフォームでは、Fitbit Luxe トラッカーと Aria Air スマート スケールを使った研究により、構造的な人種差別と不当な扱いが妊婦と胎児の健康に及ぼすマイナスの影響について答えを見つけることを目的としています。調査にご参加ください。

医療格差への対応は、医療エコシステム全体における優先事項です。Fitbit Health Solutions と Google Cloud の新たなソリューションによって、ヘルスケア企業はより迅速にデータから分析情報を導き出し、医療ケアの現場の外にいる患者についてより包括的な理解ができるようになります。人口統計や健康の社会的決定要因（SDOH）などのさまざまなデータセットを Fitbit のデータと一緒に分析することで、地域住民の中に存在しうる格差についての新たな分析情報を、医療機関や研究者に提供できるようになる可能性があります。

アプリを使って、心拍数と呼吸数を計測できます。この 2 つのバイタルサインは健康とウェルネスを評価するためによく使われるもので、スマートフォンのカメラを使って簡単に計測できます。両方の機能を開発し、できる限り多くの人が使えるようにしました。たとえば、心拍数のアルゴリズムは指先の色の変化によるおおよその血流で計測されるため、誰にとっても機能するように、光、肌の色、年齢などの要因を考慮に入れる必要があります。